
【プロ直伝】初心者向け🔰AIで漫画シナリオを作る方法|手順・コツ・注意点を漫画制作のプロがやさしく解説!

「自社サービスのPRに漫画を活用したいけど、どんなストーリーにすればいいかわからない……」そんなお悩み、ありませんか?
最近では、サービス紹介や採用、ブランディングなど、さまざまな場面で“PR漫画”を活用する企業が増えています。ただ、いざ漫画制作を始めようとすると「シナリオが思いつかない」という壁にぶつかる方も多いはず。
そこで注目されているのが、AIを使った漫画シナリオ作成です。AIを活用すれば、ゼロから考えなくても、短時間でストーリーのたたき台を作ることができます。とはいえ、ただAIに任せるだけでは“なんとなくそれっぽいけど刺さらない”シナリオになってしまうことも……。
この記事では、漫画制作のプロの視点から、AIを活用した漫画シナリオの作り方・コツ・注意点をわかりやすく解説します。初心者の方でもすぐ実践できる内容なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. AIで漫画シナリオは作れる?
漫画は「絵+ストーリー」で情報を直感的に伝えられるため、テキストだけの資料よりも理解しやすく、PRやサービス紹介との相性が抜群です。実際、近年は企業のマーケティング施策として漫画制作のニーズが高まっています。……とはいえ現場では、こんなお悩みをよく耳にします。
・漫画を使ってみたいけど、企画が思いつかない
・いきなり制作会社に相談するのはハードルが高い
・社内稟議を通せるか不安
・漫画制作は費用や時間がかかりそう
こうした理由で、なかなか一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。実は、漫画制作はシナリオを自社で用意することで、コストや制作期間を抑えられるケースもあります。さらに、事前にストーリーの方向性を決めておくことで、社内共有や意思決定もスムーズになります。
そこで活用したいのがAIです。AIを使えば、漫画シナリオの“たたき台”は十分に作れます。たとえば「こんなサービスを紹介したい」と伝えるだけで、ストーリー構成やセリフ案を短時間で出してくれるため、“まず形にしてみる”という段階には非常に便利です。
ただし注意点もあります。AIに丸投げしただけでは、そのまま漫画化できるシナリオは完成しません。特に重要なのは以下の2点です。
・誰に向けた漫画なのか(ターゲット)
・読後にどう感じてほしいか(ゴール)
これらが曖昧だと、どうしても“よくある無難なストーリー”になってしまいます。つまりAIは、すべてを自動で完成させるツールではなく、アイデア出しや構成づくりをサポートしてくれる強力なアシスタントとして使うのがポイントです。
▼以下の記事では、シナリオ(プロット)作成のメリットや作成時のポイントを解説しています。
2. シナリオ作成に活用できるおすすめのAI
「AIっていろいろあるけど、どれを使えばいいの?」と迷いますよね。漫画シナリオ作成において、まずおすすめなのはChatGPTです。操作がシンプルで、アイデア出し・構成・セリフ作成まで一通り対応できるため、初心者の方でも扱いやすいのが魅力です。
さらに慣れてきたら、以下のように使い分けるのも効果的です。
- ChatGPT:漫画シナリオのアイデア出し・構成づくり
- Claude:長文のストーリーや自然な文章表現の調整
- Gemini:情報整理やリサーチ系の補助
たとえば、ChatGPTでたたき台 → Claudeでブラッシュアップ → Geminiで裏付け
……といった流れにすると、より完成度の高いシナリオになります。ただし、一番重要なのは“どのAIを使うか”ではなく“どう指示するか”です。AIは、指示が具体的なほど精度が上がります。まずは1つのツールに絞って、漫画シナリオ作成の流れに慣れることを優先しましょう。
3. シナリオ作成にAIを活用する手順・事前に決めておくべき6つのポイント
AIに「漫画シナリオを作って」とだけお願いしても、良い結果はなかなか出てきません。これは、入力情報が曖昧だと出力も曖昧になるためです。そこで重要になるのが、事前準備です。以下の6つを整理しておくと、AIの精度が一気に上がります。
(1)目的——何のための漫画か
認知拡大・使い方理解・問い合わせ促進など
(2)ターゲット——誰に届けたいか
年齢・性別・職種など、具体的に
(3)トーン——どんな雰囲気にするか
共感系・ギャグ・感動・ビジネス寄りなど
(4)ボリューム——何ページか
SNS用なら短め、冊子なら長めなど
(5)届け方——どこで使うか
Web・SNS・展示会・営業資料など
(6)ゴール——読後の行動
問い合わせ・購入・サイト遷移など
この6つを整理した上で、AIにこんな風にお願いしてみましょう。
「〇〇というサービスのPR漫画シナリオを作ってください。サービス内容は〇〇。目的は〇〇、ターゲットは〇〇。トーンは〇〇で、〇〇ページ程度。掲載媒体は〇〇で、ゴールは〇〇です。」
これだけで、出力の質は大きく変わります。
4. 実践:AIを活用して漫画のシナリオを作ってみよう!
では実際に、AIを使った漫画シナリオ作成を体験してみましょう。今回は『若い女性向けプチプラリップブランド“M”』のPR漫画を例にします。まずはMのブランド概要に加え、先に紹介した6つのポイントを整理します。
【Mのブランド概要】
カラフルなパッケージと、常識にとらわれない個性的な色味が特長。インパクトのある見た目だが、実際塗ってみると元の唇の色を引き立て、唯一無二のオリジナルカラーに変化する。
(1)目的:ブランドを知って、購入してほしい
(2)ターゲット:10~20代前半の女性
(3)トーン:今風でトレンド感強め。等身大で共感を得られるストーリー
(4)ボリューム:10ページ
(5)届け方:SNS(InstagramとX)・Web広告
(6)ゴール:ブランドサイトへの遷移および購入
ちなみに、「何ページにすればいいかわからない」という場合は、先に“どこで・どう使うか”を決めるのがおすすめです。SNSで気軽に読ませたいなら短め、ブランドストーリーをしっかり伝えたいならやや長め、という形で自然と決まっていきます。
上記内容でAIにお願いすると、こんなシナリオが出てきます。
■タイトル案:そのリップ、私だけの色になる。
■1P:フック(共感)
シーン:朝、鏡の前
主人公(大学生くらい)がリップを塗る
モノローグ:「なんか…全部同じ色に見えるんだよね」
友達のSNSを見る→みんな同じような“量産系カラー”
主人公:「私らしい色って、どれ?」
■2P:悩み深掘り
シーン:コスメショップ
主人公:「可愛いけど……派手すぎない?」
テスターのリップ(かなりビビッド)を見て引く
主人公:「これ、絶対似合わないでしょ……」
■3P:出会い(ブランド登場)
シーン:ショッピングモールのポップなコスメコーナー
カラフルで目を引くMのコスメが並ぶ
友達(or店員風の子):「それ、“見た目と違う”やつだよ」
主人公:「え?どういうこと?」
■4P:半信半疑
友達:「塗るとね、“その人の色”になるの」
主人公:「いやいや、そんなわけ…」
→でも気になって手に取る
■5P:変化①(驚き)
シーン:テスターを塗る
主人公:「え…?」
鏡を見る
見た目は派手なのに、自分の唇に自然になじみ、新鮮な色味を放つ
主人公:「なにこれ、めっちゃなじむ…!」
■6P:変化②(感情の動き)
主人公アップ
モノローグ:「さっきまで“派手すぎ”って思ってたのに」「これ…私だけの色になった!」
友達:「でしょ?」
■7P:自分らしさの発見
シーン:外出・カフェ
主人公、ちょっと自信ありげに
友達:「なんか今日いい感じじゃない?」
主人公:「え、そう?」
内心:(なんか、ちょっと好きかも。今日の自分)
■8P:SNS映え&共感拡散
シーン:自撮り→投稿
キャプション:「このリップ、色変わるのやばい #私だけの色」
いいね通知が止まらない
友達コメント:「それどこの!?」
■9P:ブランド訴求
シーン:商品カット+演出
モノローグ:「見た目じゃわからない」「塗って初めてわかる、“私の色”」
Mロゴと商品
■10P:CTA(行動喚起)
シーン:スマホでサイトを見る
主人公:「他の色も試したい…!」
テキスト:「あなたの“唯一無二の色”を見つけて」
ボタン風:▶ ブランドサイトはこちら(QRやURLをリンク)
……いかがでしょうか?
AIを使えば、ここまでの漫画シナリオを短時間で作ることができます。ただしこの段階では、まだ“よくある展開”に寄りがちです。ここからもう一歩クオリティとオリジナリティを上げるには、人の手でのブラッシュアップが重要になります。例えば以下のような工夫を加えてみましょう。
- 登場人物の人物像を具体化する
→年齢・服装・髪型・性格・ライフスタイル・価値観などを設定し、「どんな人か」がイメージできるようにする - 主人公の悩みを深掘る
→悩みの原因となったエピソードを追加し、共感を煽る - セリフを自然な会話にする
→リアルな話し言葉に置き換え、親近感を演出する - サービスの魅力をストーリーに溶け込ませる
→説明っぽさや売り込み感をなくし、自発的な購買意欲を引き出す
こうした細かな調整で、「読まれる漫画」から「刺さる漫画」へ進化させることができます。
5. AIを活用して漫画のシナリオを作る際の注意点
AIは便利ですが、使い方を間違えると効果が薄れてしまいますし、思わぬトラブルにつながることも。漫画シナリオ作成に活用する際は以下の点に気を付けましょう。
- 丸投げしない → 目的・ターゲットを必ず設定する
- ありがちな展開になる → オリジナリティを意識する
- サービスの“強み”が表現できていない → 「なぜ選ばれるか」を明確に
- 導線設計がない → 読後の行動を設計する
- 著作権に注意 → 既存作品の模倣はNG!
AIはあくまで“補助ツール”。最終的なクオリティは、人の工夫で決まることを忘れずに……。
▼以下の記事では、漫画を制作するうえで知っておきたい著作権の基本について解説しています。
6. まとめ:まずは気軽に、AIでたたき台を作るところから
最後にポイントをまとめます。
- AIを使えば漫画シナリオは短時間で作れる
- 事前整理(目的・ターゲット)が成功のカギ
- 仕上げは人のブラッシュアップが重要
「漫画制作に興味はあるけど、何から始めればいいかわからない」そんな方こそ、まずはAIでたたき台を作ってみませんか?最初の一歩を踏み出すことで、自社PRの可能性がぐっと広がります。ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。
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