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初心者必見!漫画のネームが持つ重要な役割とその作り方

漫画の面白さを左右する非常に重要な作業である一方で、悩みがちでもあるネーム作り。漫画制作の現場では当たり前のように使われている「ネーム」という言葉ですが、そもそもネームがどういったものか分からない方や、ネームという言葉は知っていても、その役割や重要性をご存知でない方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、漫画制作において避けては通れないネーム作成の重要性やその役割、またネーム制作の手順についてご紹介します。

ネームとは?

今回ご紹介するネームは、漫画制作の大まかな流れとなる、
「①企画→②プロット作成→③ネーム作成→④下書き→⑤清書」
の3つ目のステップで作成される、実際に漫画を描く前のラフ画のことを指します。

▼漫画制作のフローについては、以下の記事で詳しく説明しています。

ネームとは、コマ割りやアングル、セリフなどを大まかに配置された、ストーリーを視覚的に整理した漫画の設計図のようなものです。

そのため、ネームを作らないまま下書き、清書と進めていった場合、キャラクターの行動やストーリーの進行が曖昧になるだけでなく、ページが足りなくなってしまったり、作品のクオリティが下がってしまうことがあります。

このように、ネームはただのラフではなく、ストーリーを視覚化し、作品全体のクオリティを高めるための重要な要素になります。

ネーム作成のフロー

では、実際にネームを作るためにはどうすればよいのでしょうか?

ネーム作成の方法は漫画家さんによってさまざまで、絶対的な正解はありませんが、ここでは大きく以下の4ステップに分けてご説明します。

①主要な場面をリストアップする

プロットでまとめたストーリーの中で、特に重要な場面やポイントをリストアップします。キャラクターの成長や感情の変化を意識しながら、各場面がどのように物語に影響するのかを考えます。

②ページごとの構成を考える

リストアップした主要な場面をもとに、どの場面をどのページに配置するかを決めます。この段階で、ページ数やコマ割りの概略を作成します。特に、物語のテンポを考慮して、重要なシーンが強調されるようにページを配置します。

③コマを割り、台詞を配置する

ページ構成が決まったら、各ページに具体的なコマ割りを施します。コマの大きさや形、配置を決め、どのように台詞を入れるかを考えます。重要な場面や感情的なシーンではコマを大きくすることで読者に強い印象を与えることができますし、一方でテンポの速いシーンでは、複数の小さなコマを用いることで、登場人物の動きや緊迫感を伝えることができます。

④実際にネームを描く

ここまでの準備が整えば、実際にネームを描いていきます。キャラクターの表情や動き、背景の簡単な描写、セリフや効果音もこの段階で追加し、コマの中での視覚的な流れを確認します。

まとめ

ネーム作成は漫画の基盤となる重要な作業です。しっかりとしたネームを作ることで、ストーリーが一層引き立ち、読者にとって魅力的な作品を生み出すことができます。

漫画制作を考えている方は、ぜひこのプロセスを参考にしてみてください!

 

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